- 和名:緑柱石(りょくちゅうせき)モルガナイトはどんな石?
- モルガナイトの効果
- モルガナイトの歴史
- モルガナイトを身に着けていた人物
- モルガナイトはこんな人にお勧め
- モルガナイトと相性の良い石
- モルガナイトと相性の悪い石
- モルガナイトの石言葉
- 良いモルガナイトの見分け方
- モルガナイトの偽物
- モルガナイトの主な産地
- モルガナイトの硬度
- 人工のモルガナイトは作れる?
- モルガナイトはリサイクルできる?
- 様々な天然石パワーストーンのデータベースです。
和名:緑柱石(りょくちゅうせき)モルガナイトはどんな石?
モルガナイトは、その美しいピンク色で知られる人気の宝石です。淡いピンクから濃いピンクまで、様々な色合いがあり、その優しい色合いから「ピンク・ベリル」とも呼ばれています。
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モルガナイトの効果
愛と平和
心の癒し
女性らしさ
直観力
人間関係の改善
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モルガナイトの歴史
モルガナイトの名前の由来
モルガナイトという名前は、1910年にマダガスカル沖の島で発見されたピンク色のベリル(緑柱石)に、宝石の研究に多額の支援をしてきた、ジョン・ピアポント・モルガン氏にちなんで名付けられました。
ティファニーの宝石学者であるジョージ・フレデリック・クンツ博士が、モルガン氏に敬意と感謝を込めて提案し、それが認められてモルガナイトと呼ばれるようになったのです。
モルガナイトの歴史
1910年: マダガスカルでピンク色のベリルが発見される。
1910年12月: ジョージ・フレデリック・クンツ博士が、この新しい石を「モルガナイト」と命名することを提案し、それが承認される。
以降: モルガナイトは、その美しいピンク色と、モルガン氏の名を冠したことから、徐々に人気を集めるようになる。
それ以前のモルガナイト
モルガナイトは、モルガナイトと呼ばれるようになる前は、「ピンクベリル」や「ローズベリル」と呼ばれていました。つまり、ピンク色のベリルは古くから知られていましたが、モルガン氏にちなんで名前が付けられたことで、一つの宝石として確立されたのです。
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モルガナイトを身に着けていた人物
モルガナイトは、比較的新しい宝石であるため、歴史的な人物がモルガナイトを身に着けていたという明確な記録は少ないです。
しかし、モルガナイトが発見された1910年代以降、裕福な層や宝石愛好家を中心に人気を集めたと考えられます。
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モルガナイトはこんな人にお勧め
ストレスを感じている人
人間関係で悩んでいる人
自己成長をしたい人
女性らしさを高めたい人
愛を深めたい人
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モルガナイトと相性の良い石
アクアマリン:同じベリル系の石で、モルガナイトとの相性は抜群です。
恋愛成就や縁結びの運気を高め、穏やかな結婚生活をサポートします。
モルガナイトの持つ癒しの力をさらに高め、心を穏やかにします。
クンツァイト:ライラックピンクが美しい石で、傷ついた心を癒やします。
モルガナイトと組み合わせることで、恋愛によって傷ついた心を癒し、自信を取り戻させてくれます。
ローズクォーツ:愛と美の象徴であり、モルガナイトの持つ愛情を深める効果を高めます。
自尊心を高め、恋愛運アップにもつながると言われています。
アメジスト:高貴な雰囲気を持つアメジストは、モルガナイトの持つ穏やかなエネルギーをさらに引き出します。
ストレスを軽減し、心の安定をもたらします。
ムーンストーン:女性の直感力を高め、穏やかな愛情をもたらします。
モルガナイトと組み合わせることで、より優しい愛情を引き出すことができます。
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モルガナイトと相性の悪い石
ガーネット:強いエネルギーを持ち、情熱的な石です。モルガナイトの穏やかなエネルギーと対立する可能性があります。
オニキス:守護の力を持つ石ですが、その力強さがモルガナイトの繊細なエネルギーを打ち消してしまう可能性があります。
ブラックトルマリン: ネガティブなエネルギーを吸収する力を持つ石ですが、モルガナイトの持つポジティブなエネルギーを阻害する可能性があります。
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モルガナイトの石言葉
愛情
優美
優しさ
清純
誠実
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良いモルガナイトの見分け方
色
モルガナイトの最も大きな魅力は、その美しいピンク色です。淡いピンクから濃いピンクまで、様々な色合いがありますが、一般的には、鮮やかで均一な色が好まれます。また、わずかに青みがかったピンク色や、オレンジがかったピンク色も人気があります。
透明度
透明度が高い方が、より輝きを増し、美しいです。内包物と呼ばれる小さな傷や気泡が少ないほど、品質が高いとされています。
カット
カットによって、石の輝きが大きく変わります。美しい輝きを出すために、プロポーションや対称性が整っているものがおすすめです。
カラット
大きな石ほど高価ですが、小さな石でも十分に美しいです。
産地
ブラジル、モザンビーク、アフガニスタンなどが主な産地ですが、産地によって色や品質が異なります。
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モルガナイトの偽物
色
本物のモルガナイトは、自然なピンク色をしていますが、偽物は色味が不自然であったり、色が均一でなかったりすることがあります。また、蛍光灯の下で色が変化したり、太陽光の下で色が褪せてしまうこともあります。
透明度
本物のモルガナイトは、透明度が高く、内包物が少なく、キラキラと輝きます。偽物は、透明度が低かったり、気泡やひび割れが多く見られたりすることがあります。
重量感
モルガナイトは、比重が比較的大きいため、同じ大きさのガラスやプラスチック製の模倣品と比べて重く感じます。
カット
本物のモルガナイトは、プロポーションや対称性が整ったカットが施されています。偽物は、カットが雑であったり、光沢がなかったりすることがあります。
価格
非常に安価なモルガナイトは、偽物の可能性が高いです。相場を調べて、安すぎる場合は注意が必要です。
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モルガナイトの主な産地
ブラジル:ブラジルは、モルガナイトの最大の産地として知られています。特に、ミナスジェライス州のペグマタイト鉱山は、大粒で高品質なモルガナイトを産出することで有名です。ブラジル産のモルガナイトは、一般的にピンク色が濃く、透明度が高いのが特徴です。
マダガスカル:モルガナイトが最初に発見されたのはマダガスカルです。マダガスカル産のモルガナイトは、比較的大きな結晶で産出されることが多く、コレクターからも人気があります。ブラジル産に比べると、少し青みがかったピンク色のものが特徴です。
モザンビーク:モザンビーク産のモルガナイトは、近年注目を集めている産地の一つです。ブラジル産やマダガスカル産に比べると、発見された歴史は浅いですが、高品質なモルガナイトが産出されています。
アフガニスタン:アフガニスタン産のモルガナイトは、ピンク色が濃く、オレンジがかったものが特徴です。近年、品質の高いモルガナイトが発見されており、注目を集めています。
その他
これらの他にも、ナミビア、パキスタン、アメリカなどでもモルガナイトが産出されますが、産出量は少なく、市場に出回る量は限られています。
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モルガナイトの硬度
モルガナイトの硬度は、モース硬度で7.5~8とされています。
これは、ガラス(モース硬度5.5)や鉄(モース硬度4~5)よりも硬く、日常的に身につけるアクセサリーとして十分な耐久性を持っていることを意味します。
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人工のモルガナイトは作れる?
モルガナイトの人工合成については、現在、天然のモルガナイトと見た目がほとんど変わらないような高品質な人工モルガナイトを大規模に製造する技術は確立されていません。
なぜ人工合成が難しいのか
複雑な結晶構造: モルガナイトは、ベリルという鉱物の仲間で、その結晶構造は非常に複雑です。この複雑な構造を人工的に再現することが、技術的に非常に難しい課題となっています。
高圧・高温環境: 天然のモルガナイトは、地中で高圧・高温の環境下で長い時間をかけて形成されます。このような極限的な条件を人工的に再現することは、コストもかかり非常に困難です。
微量元素の影響: モルガナイトの色は、微量元素の影響を受けています。これらの微量元素を正確にコントロールし、天然のモルガナイトと同じような色合いを出すことが難しいです。
現状の技術
一部の合成: 一部の研究機関では、小さな結晶や、特定の性質を持つモルガナイトの合成に成功している例はあります。
合成宝石との混同: モルガナイトと似たような見た目の合成宝石(例えば、合成スピネルなど)が、モルガナイトとして販売されるケースもあります。
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モルガナイトはリサイクルできる?
モルガナイトのリサイクルについては、一般的に宝石としてリサイクルされることは想定されていません。その理由は以下の通りです。
宝石としての価値: モルガナイトは、その美しいピンク色と希少性から、宝石として高い価値を持っています。一度宝石として加工されたモルガナイトを再び宝石として生まれ変わらせるためには、元の素材に戻すための高度な技術が必要となり、コストも高額になります。
小粒化: リサイクルの過程で、モルガナイトはより小さな破片に砕かれてしまう可能性が高く、宝石としての価値が大幅に低下してしまうことが考えられます。
環境への負荷: 宝石のリサイクルには、高温高圧の環境下での処理が必要となる場合があり、環境への負荷が懸念されます。
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